
Google XML Sitemapsの使い方や設定方法が知りたい。おすすめのプラグインなので導入したいけど、設定とかよくわからないし不安…。検索エンジンにちゃんと自分のブログを認識してほしいので、わかりやすく教えてください。
こんな悩みがある方に向けて書いてます。
この記事を書いてる僕はブログ歴1年8ヶ月。Google XML Sitemapsを含むプラグインを実際に使ってます。


Google XML Sitemapsはサイト構造を検索エンジンに正確に伝えるために重要です!って言われてもなんか大事なのはわかるけど、「うん、うーん…うん?」って感じですよねw
そこで今回はGoogle XML Sitemapsの使い方や最適な設定方法をWordPress初心者に向けて、わかりやすく解説していきます。
サイトマップ正しく設定されてないと、検索結果に反映されにくかったりするので、本記事をみてバッチリ設定してくださいね。



では、本文をどうぞ!
2021年に「Google XML Sitemaps」から「XML Sitemaps」に名前が変わってます。中身は同じプラグインです。
Google XML Sitemapsってどんなプラグインなの?


Google XML Sitemapsはサイトマップの作成や通知を自動化してくれるプラグインで、『早く・効率よく』検索エンジンにサイトを認識してもらいやすくなります。
もうちょっと詳しく知りたい!という方に向けて、わかりやすく解説していきますね。
そんなのいいから早く設定方法が知りたい方は「インストール方法」まで飛ばしてください。
>> Google XML Sitemapsのインストール方法まで飛ばす
サイトマップを自動生成する
サイトマップとは「sitemap.xml
」と呼ばれるファイルのことで、
- カテゴリはこんな感じです
- ○日に記事更新した記事はコレ
- 最新記事はこれです
- これだけの記事があります
- この部分は質が低いので無視して!
- けど、こっちは重要なので優先して!
といったことをまとめたファイルで、いわばサイトの設計図みたいなものですね。
サイトマップは手動で作ることもできますが、記事を書くたびに毎回とか超大変。



Google XML Sitemapsなら毎回、自動で作ってくれます。超便利ですね。
サイトマップをもとに検索エンジンはサイト構造を認識するので、大事な大事なファイルなんです。
サイトマップを自動で通知する
Googleなどの検索結果は、
- クローラーと呼ばれるロボットがサイトを巡回する
- サイトを検索エンジンに登録する
- 順位をつけて検索結果に表示させる
という仕組みになっていて、サイトマップを通知することでいち早くクローラーがサイトを巡回しやすくなります。
その結果、検索エンジンへの登録や検索結果に早く反映されるメリットがあるので、SEO的にもいい感じです。
巡回されるのをボーッと待つより、こちらから通知を送るほうが早いし効率的ってことですね。
まとめると、Google XML Sitemapsは、
- サイトマップを作る
- サイトマップを通知する
この2つの作業を自動化してくれるプラグインです。
Google XML Sitemapsを使うと『早く・効率よく』検索エンジンにサイトを認識してもらいやすくなるので、インストールして使いましょう。
Google XML Sitemapsのインストール方法【初期設定まで】


インストールはかんたんで、WordPress管理画面からインストールして有効化すればOKです。
初期設定も有効化したときに完了します。
では、写真で見ていきましょう!
まずは、WordPress管理画面にログインします。


ログインできたら、左メニューにから
- プラグイン
- 新規追加
の順番にクリックします。


そうすると上記のようなプラグイン検索画面になるので、検索窓に
- 「XML Sitemaps」を入力
- 【今すぐインストール】をクリック
1文字でも間違えると表示されなかったりするので、コピペ推奨です。
同じよう名前のプラグインがありますが作者が「 Auctollo 」となってるのを選んでください。


インストールができたら、自動的に【有効化】ボタンに変わるので、【有効化】ボタンをクリックします。


有効化が終わると、自動的にプラグイン画面になります。
背景が薄い青色になっていればインストール完了です。
そして、この時点で初期設定も完了してるので、サイトの設計図であるサイトマップ「sitemaps.xml
」が自動的に作られるようになりました。
このままでもちゃんと仕事をしてくれるので、とりあえず設定完了でも大丈夫です。
ただ、もっとクローラーに巡回してもらい、検索エンジンにサイトを正しく認識させるには設定を変更する必要があります。
引き続き最適な設定を説明していきますね。
検索エンジンに好かれるGoogle XML Sitemapsの最適な設定


最適な設定にしていく項目は以下の6つ。
- 基本的な設定
- 投稿の優先順位
- sitemapコンテンツ
- Excluded Items
- Change Frequencies
- 優先順位の設定
この6つの設定を変更して最後に「サーチコンソールに登録」すれば完了です。
なんか難しそう…って思われるかもですが、画像を見ながらチェックを入れたり、選択するだけなのでご安心を。
では、1つずつ見ていきましょう。
まずXML Sitemapsの設定画面に移動してください。


WordPress管理画面の左メニューから、
- 設定
- XML-Sitemaps
と、クリックするとGoole XML Sitemapsの設定画面に移動します。
①:基本的な設定


「HTML形式でのサイトマップを含める」のチェックを外します。
理由は、チェックしたままだとサーチコンソールにエラーが出ることがあるからですね。
それ以外はそのままで大丈夫です。続いて次の項目を見ていきましょう。
※Additional Pagesの項目は何も触らないのでスルーしてください。
②:投稿の優先順位


初期設定だと「コメント数」が選択されてますが、「優先順位を自動的に計算しない」を選択してください。
初期のままだと、コメントの多い記事が優先的に巡回されるのでご注意を。
コメント欄を解放してないブログもあるし、今はSNSでコメントしたりするので重要度は低いです。
なので、「優先順位を自動的に計算しない」を忘れずに選択してくださいね。
③:sitemapコンテンツ


初期のままでOKです。
もしサイト設計をしっかりやっていて、カテゴリーページを作り込んであるなら「カテゴリーページを含める」にチェックを入れましょう。
よくわからない方は、初期のままの、
- ホームページ
- 投稿(個別記事)を含める
- 固定ページを含める
- 最終更新時刻を含める。
4つにチェックを入れておけば問題ないです。
④:Excluded Items


検索エンジンに認識されたくないカテゴリーや記事があるなら、チェックを入れましょう。
例えば、未分類とか日記記事は除外するほうがいいですね。



質の悪い記事はサイト全体の評価を下げてしまうからです。
⑤:Change Frequencies


【投稿(個別記事)】を「毎月」⇢「毎日」に変更します。
この設定を参考に検索エンジンのクローラーが巡回するので、「毎日」に変更することで記事の更新を認識しやすくなるからですね。
ブログだと投稿記事が一番メインだし、更新頻度が高くなるので、検索エンジンに優先的に巡回してもらいましょう。



あとはそのままで大丈夫です。
わかりやすく一番上の「ホームページ」から順に書くと、
- 毎日:ホームページ
- 毎日:投稿(個別記事)
- 毎週:固定ページ
- 毎週:カテゴリー別
- 毎日:今月のアーカイブ
- 毎年:古いアーカイブ
- 毎週:タグページ
- 毎週:投稿者ページ
です。
⑥:優先順位の設定


【投稿(個別記事)】を「0.6」⇢「1.0」に変更します。
クローラーにどのページを優先して巡回するのか?を設定する項目なので、ブログなら個別記事の投稿や更新が一番多いからですね。
ここも一番上から順番に書くと、
- 1.0:ホームページ
- 1.0:投稿(個別記事)
- 0.2:投稿優先度の最小値
- 0.6:固定ページ
- 0.3:カテゴリー別
- 0.3:アーカイブ別
- 0.3:タグページ
- 0.3:投稿者ページ
です。
これで設定は完了です。



最後に【設定を更新】を忘れずにクリックしてくださいね。


続いて最後に、設定したサイトマップをGoogleサーチコンソールに登録して、正しく認識してもらいます。
サーチコンソールに登録する
最適化したサイトマップはGoogleサーチコンソールに登録することで、正しく認識されます。
なので、忘れずに登録してくださいね。では登録方法を解説していきましょう。



簡単なので、サクッと登録できます。
まず「Google Search Console」にアクセスしてログインします。
>> Google Search Consoleにアクセスする


ログインできたら、
- 左メニューのサイトマップをクリック
- サイトマップのURLを入力
- 「送信」をクリック
これで登録完了です。
サイトマップURLは、XML Sitemapsの設定画面の上に書かれてる「あなたのサイトマップのインデックスファイルのURL」のことです。


Googleサーチコンソールにただしくサイトマップが送信されると、「成功しました」と表示されるので、これで終わりです。



簡単でしたよね。お疲れさまでした!


もしエラーが出たら、少し時間を置いてからもう一度送信してみてください。
設定が終わればGoogle XML Sitemapsは特に操作しなくてOK


Google XML Sitemapsは設定が終われば、あとは操作不要です。
ここまでのサイトマップ設定、サーチコンソール登録ができてれば、あとは全自動で動くからですね。
心置きなく、記事の執筆に全集中してください。
Google XML Sitemapsの疑問やちょっとした注意点


最後にちょっとした注意点や疑問を解決しておわります。
記事を書いたらインデックス登録をリクエストする
記事を書いたら、手動でサーチコンソールにインデックス登録をしましょう。
Google XML Sitemapsがサイトマップを自動通知してくれますが、念のためですね。
やり方はかんたんで、Googleサーチコンソールにアクセスして、ページ上部の検索窓に記事URLを入力(コピペOK)します。


そうすると「URLがGoogle に登録されていません」と表示されます。
あとは「インデックス登録のリクエスト」をクリックして、少し待って「インデックス登録をリクエスト済み」と表示されれば完了です。
別にこの作業をしなくても、登録されないとかはないので、絶対必要な作業ではありません。
けれど、やっておいて損はないので『記事を書いたらインデックス登録』をセットでやりましょう。
他のプラグインと競合する場合がある


Yoast SEOやAll in One Seo Packなどのプラグインを使ってると、Google XML Sitemapsと競合する場合があります。
理由は複数のプラグインでサイトマップを重複して生成することになるからですね。



解決策としては、片方のサイトマップ機能に絞れば大丈夫です。
個人的にはSEO関係のプラグインは重いのでGoogle XML Sitemapsを残しましょう。
最近のWordPressテーマはSEO対策ができてますし、SEOはプラグインに任せる時代じゃないですよ。
WordPress5.5からサイトマップが標準出力されるから不要じゃないの?
Google XML Sitemapsは必要です。
なぜなら、標準出力されるサイトマップは情報量が少なく、細かい調整ができないからですね。
そのためにせっかくサイトマップを送っても正確にサイトが認識されなくなります。
優先すべきページが優先されなかったり、意味ないページが優先されたりすると、本末転倒ですよね。



サイトマップはGoogle XML Sitemapsに任せましょう。
HTMLサイトマップと何が違うの?
Google XML Sitemapsで作られるのは「XMLサイトマップ」です。
XMLサイトマップとHTMLサイトマップの違いは、
- XMLサイトマップ:検索エンジン向け。検索エンジンに正しくサイトを認識してもらうためのもの。
- HTMLサイトマップ:読者向け。イメージは記事一覧ページで、読者のユーザービリティーや利便性のためのもの。
こんな感じで、届ける相手が違うので、それぞれ目的が違います。
ちなみにHTMLは「PS Auto Sitemap」というプラグインを使えば作れます。
プラグインを使わないなら、WordPressで簡単なサイトマップページを作れるショートコードの実装方法【プラグイン不要】の記事を参考にして作成できます。
まとめ:サクッと導入して、検索エンジンに好かれるサイトにしよう!


今回はGoogle XML Sitemapsの使い方や設定方法について書いてきました。
サイトマップの作成・通知を自動化して検索エンジンに好かれるサイトづくりをがんばりましょう!
では今回は以上です。
他にもWordPressおすすめプラグインはあるので下記記事を参考にしてみてくださいね。


それじゃあ、また!